<株式>
続伸。米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)
住宅市場の低迷を受けて軟調となっていた銀行やその他の住宅ローン会社にとって、カントリーワイドの身売りが転換点になるとの期待から、金融株が上昇した。
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が一時、相場に方向感を与えた。議長は講演で経済成長が鈍化しているとの認識を示した。市場ではこの発言を受けて大幅利下げ観測が浮上した。
<為替>
ドルが下落。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が、成長支援に向け必要に応じて「相当の追加的措置」を講じる用意があると発言したことが材料となった。
この発言を受け、1月29―30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標水準の0.50%ポイント引き下げが決定されるとの観測が高まり、ドルは全般的に売られた。
<債券>
総じて下落。バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受け、FRBが大幅利下げを実施するとの観測が固まる一方、株高となったことから債券への逃避買いが後退した。
短期債が長期債をアウトパフォームした。アナリストによると、FRBの焦点が長期的インフレの抑制よりも、短期的な成長支援に移行しているとの見方が広がった。
<原油先物>
米国における石油製品の需給緩和や石油輸出国機構(OPEC)による増産観測を背景に続落して引けた。
米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した在庫週報で、暖房油を含むディスティレート(留出油)とガソリンの在庫が大幅に増加したことが引き続き材料視され、この日も売りが先行する展開。景気減速や暖冬を背景に需給はさらに緩和するとみられている。
市場では、「中東歴訪中のブッシュ米大統領がサウジアラビアを訪問し、増産を直接要請する可能性もある」(MFグローバルのアナリスト、エドワード・メイア氏)との指摘もあった。
<金先物>
米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測などを背景に3日続伸した。中心限月2月物は中心限月終値ベースでの史上最高値を再び更新して終了した。日中取引レンジは870.20―897.00ドル。時間外取引では一時897.30ドルまで上伸し、これも前日につけた史上最高値(894.00ドル)を塗り替えた。
