<株式>
続落。米リセッション(景気後退)懸念が圧迫した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が実施した緊急利下げにより、世界の株式市場が2日にわたる急落から落ち着きを見せていることを受けて、相場の下げは予想より小幅にとどまった。
FRBは、米株市場の取引開始約1時間前に0.75%ポイントの緊急利下げを発表した。過去23年余りで最大の引き下げとなった。これを受けて、世界的な株安に歯止めが掛かった。
米株市場はこの日5日続落となり、幅広い銘柄が売られた。
<為替>
ドルが円を除く主要通貨に対して下落。米国のリセッション(景気後退)懸念が広がるなか、連邦準備理事会(FRB)が予想外の緊急利下げを実施した。
FRBは世界的な株安となるなか、75べーシスポイントの大幅利下げに踏み切った。利下げにより、米政策金利が3.5%、欧州金利が4%となり、ドルのユーロに対する金利優位性が消失、ユーロは対ドルで2年ぶりの上げ幅となっている。
今回の利下げは、来週の定例の連邦公開市場委員会(FOMC)に先立ち実施されたものの、株価下落に歯止めをかけるに至らなかった。
<債券>
上昇。米連邦準備理事会(FRB)による緊急利下げは株式市場の下落に歯止めをかけるまでには至らず、国債への逃避買いが継続した。
FRBが23年強ぶりの大幅な利下げを行ったことで、欧州株式市場は押し上げられた。ただ、予想外の措置は米経済の問題が深刻との懸念を煽る格好となった。
<原油先物>
世界同時株安を受け世界景気の先行きに懸念が高まる中、一時約1カ月半ぶりに1バレル=87ドル台に下落した。最終売買日を迎えた米国産標準油種WTIの中心限月2月物は、前週末終値比0.72ドル安の89.85ドルと反落して終了。立会取引の高値は90.15ドル、安値は87.25ドル。3月物は0.71ドル安の89.21ドルだった。
<金先物>
対ユーロでのドルの軟化や「安全資産」としての買いなどに反発し、中心限月2月物は1オンス=890.30ドルと前週末終値(881.70ドル)比8.60ドル高で終了した。日中取引レンジは864.00?895.50ドル。
