<為替>
円が上昇後、終盤に上げ幅を縮める展開となった。株価が終盤に急伸し、リスク資産の需要を押し上げた。
連邦準備理事会(FRB)の前日の緊急利下げにもかかわらず、欧米株式市場は一時下落、投資家のリスク回避の動きが強まった。
ドル/円は終盤、0.1%安の106.60円。ロイター・データで、一時104.98円まで下落し、2005年5月以来の安値をつけた。
ドル/スイスフランは0.5%安の1.0891スイスフランとなった。
<株式>
急反発。6日ぶりに上昇した。ダウは300ドル近く急伸。政府による金融保証会社への支援策がまとまりつつあり、巨額のクレジット関連の損失が回避できるとの楽観的な見方が高まった。
米連邦準備理事会(FRB)が実施した緊急大幅利下げが、米経済の安定化や銀行セクターの支援につながる可能性があるとの見方が強まったことも相場を支援した。
金融保証会社のアンバック・フィナンシャル・グループ
<債券>
反落。米株式市場が終盤にかけ金融株主導で反発したことに圧迫された。
債券相場はほぼ終日、世界の景気後退懸念や株安を背景とした逃避買いに支援され上昇していた。ただ午後中盤以降、前日の米緊急利下げを心理的な手掛かりに株が上昇に転じ、債券の買いは続かなかった。
<原油先物>
米国のリセッション(景気後退)懸念が一段と強まる中、エネルギー需要が弱まるとの観測が下押し圧力となり、代表指標である米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日終値比2.22ドル安の1バレル=86.99ドルで引けた。
中心限月が終値ベースで87ドルを割り込んだのは、昨年10月23日以来、3カ月ぶり。年明けに史上初めて100ドルを突破した相場は、わずか3週間で13%も下落した。
<金先物>
株安などを眺めて手じまい売りが広がり、3営業日ぶりに反落した。中心限月2月物は1オンス=883.10ドルと前日終値(890.30ドル)比7.20ドル安で終了。日中取引レンジは877.00?896.00ドルだった。
小幅安で取引を開始。目立った経済指標の発表などがなく、寄り付き後の早い段階でこの日の安値に沈んだ。その後は押し目買いに急ピッチで戻し、20ドル近くも上昇。しかし、900ドルの節目を前に騰勢を失い、徐々に値を消した。
ロイターより

