<為替>
ユーロがドルに対して下落した。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が、ユーロ圏の成長リスクは下向きとの認識を示したことで、年内の利下げ観測が高まった。
ユーロは序盤から軟調な展開となった。ECBはこの日の定例理事会で政策金利を4.0%に据え置くことを決定。トリシェ総裁は記者会見で、インフレ抑制に向け予防的措置を取る備えがあるとの文言を使わなかった。
<株式>
反発。過去3日間続落していたが、この日は割安感から買いが入った。
住宅市場低迷やリセッション(景気後退)懸念でこれまで売り込まれてきた小売り、金融株が全体の上昇に寄与。中でもシアーズ・ホールディングス
<債券>
大幅続落。この日実施された90億ドルの30年債入札が低調だったことや、株価持ち直しにより、債券への逃避買いが後退した。
過去7カ月間、ほぼノンストップで上昇したことから、債券価格は買われすぎとみられている。特に長期債は、インフレ圧力への懸念から売られやすくなっており、この日の30年債の下落は、2年前に発行が再開されて以降最大となった。
<原油先物>
暖房油(ヒーティングオイル)の急伸につれ高となり、3営業日ぶりに反発して引けた。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日終値比0.97ドル高の1バレル=88.11ドルで取引を終えた。
<金先物>
為替相場でドル高・ユーロ安に振れたにもかかわらず、ファンド筋などの買いが継続し、中心限月4月物は1オンス=910.00ドルと前日終値(905.00ドル)比5.00ドル高で終了した。日中取引レンジは901.00-914.50ドル。
