<為替>
ドルがユーロや主要通貨バスケットに対し一時4日連続で史上最安値を更新した。弱い経済指標の発表を受け、市場では米連邦準備理事会(FRB)が3月に大幅な追加利下げを行うとの観測が強まった。
米国をはじめ世界的に株安となるなか、ドルは対スイスフランで最安値を更新、対円では3年ぶり安値をつけた。ただ、週末を控えたショートカバーが入り、対ユーロで安値から持ち直した。
<株式>
大幅続落。弱い米経済指標に加え、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が前日発表した決算が圧迫材料となった。
この日発表された米経済指標で米景気をめぐる懸念が強まり、株安が進んだ。2月の米シカゴ地区購買部協会景気指数は2001年12月以来の低水準となったほか、2月の米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も16年ぶり低水準となった。
AIGは6.6%安。JPモルガン・チェースはこの日、第1・四半期のホームエクイティの損失が約4億5000万ドルになる可能性があるとの見通しを示した。同社は4.2%安。S&P金融株指数も4%安となった。
<債券>
大幅続伸。弱い米経済指標を受けた景気後退懸念で株安・債券高が進み、短期債利回りは約4年ぶり低水準となった。
米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が前日、第4・四半期決算が過去最大の赤字となったことを明らかにしたことや、UBSが、世界的な信用市場の危機がもたらす損失は6000億ドルを上回る可能性があるとの見方を示したことも相場を支援した。
<原油先物>
反落。トルコ軍によるイラク北部への侵攻終結で供給不安が後退したほか、前日記録した史上最高値からの利益確定の売りに押された。
<金先物>
続伸。対主要通貨でのドル安、原油高を背景に、投機資金の流入が継続し、3日連続で終値での最高値を更新した。未明の時間外取引では、一時978.50ドルの史上最高値を更新。1000ドルの大台に向け騰勢を強めた。
